誉王の反乱
一連の事件が終わり、誉王(よおう)は降格され
3ヶ月の幽閉処分を受けることになった。
これにより靖王(せいおう)は、最も位の高い皇子となる。
後継者争いに敗れた誉王は、無気力な日々を送っていた。
誉王の女謀士である秦般弱(しんはんじゃく)は、
この苦境をどうにかしようと、牢にいる夏江(かこう)に助言を求める。
すると夏江は、3月の「狩猟の儀」が反撃の好機だと告げるのだった。
3月になると、儀式を行うため、皇帝と主だった皇族は都を離れる。
狩猟を行う九安山の宿営地で、
梅長蘇(ばいちょうそ)は靖王の母、静妃に招かれた。
そして天幕を訪れた梅長蘇に会い、激しく動揺する母を見て
靖王は疑念を抱く。
時を同じくして、誉王が反旗を翻した。
都に残った皇后と協力し、
5万の軍勢を率いて九安山に攻めてきたのだ。
皇帝の護衛は、わずか3千の禁軍のみ。
靖王は3日で戻ると言い残し、援軍を求めに行った。
残された梅長蘇たちは、攻め寄せる誉王軍を
決死の覚悟で迎え撃つことになる。