中国ドラマ感想~フクロウとにらめっこ

中国ドラマ・映画を知らない人や、どれを見ようか迷っている人向けに、あらすじや感想を紹介していくブログです。時代劇が多め。あまり詳しいネタバレはしないつもりですが、事前に作品内容を知りたくない方はご注意ください。

中国・華流ドラマ

琅琊榜(ろうやぼう)』感想 30~40話 ①

更新日:

「東京倶楽部」サイト より

あらすじ 30~40話
<過去からの逆襲 >

離間(りかん)の計:仲たがいさせる戦術

新たな敵である夏江(かこう)は、
捜査のベテランだけあって、
人の心理を読んだえげつない手で追い詰めてくる。

たとえば衛崢(えいそう)奪還前に、
梅長蘇(ばいちょうそ)と靖王(せいおう)を裂いた
「離間の計」がそうだ。

厄介な梅長蘇を封じるため、
夏江は、長蘇への不信を靖王に植え付ける。

靖王にとって赤焔事案は、
ある日パックリと地面が割れて
真っ暗な穴に飲み込まれたのと同じだった。

いつもと変わらず
親友の林殊(りんしゅ)と笑って別れ、
半年の任務から帰ってきた時には、
誰もいなくなっていた。

林殊をふくむ赤焔軍も、
尊敬する長兄・祁王(きおう)も、
逆賊として殺されていたのである。

親しい人を突然うしない、
犯罪者だからと弔うことも許されない。
無実を訴える声に、人々は口を閉ざし目を背けるばかり。

むしろ皇帝の怒りを買って都を追放され、
戦場を転々としてきた。

梅長蘇と会った時、
靖王は無力感に打ちのめされていたように見える。

“手に入れれば天下を獲れる” 麒麟の才子に選ばれたのに
「こんな未来の無い自分を選ぶなんて、頭がおかしいんじゃないのか?」
と言わんばかりの態度だった。

にもかかわらず梅長蘇の手を取ったのは、
口をぬぐって何もなかった顔をしている今の朝廷に、
一矢報いたかったのかもしれない。

「琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」
公式サイト より <靖王>

靖王は初め、
梅長蘇をうさんくさい謀士としか見ていなかった。

ともに過ごすうち
彼の、利に徹する冷たさの背後にある
変革への熱い思いに気づき、意気投合していく。

そればかりでなく、
不可能を可能にする鮮やかな智謀を目の当たりにして
希望が見えてきた。

いつしか、うつろだった靖王の心に火がともる。

決定打は、謝玉の告白で(※)
赤焔事案の真実が明らかになった時だ。

今までは、わけもわからず
結果を受け止めることしかできなかった。
しかし、やっと彼らの汚名を晴らす手掛かりが見えたのだ。

赤焔事案が起こった当時、
助けを求めていた彼らに何もできなかった。

その後悔と悲嘆にさいなまれてきた靖王には、
「これこそが自分にできることだ」
と思えたにちがいない。

そして梅長蘇を説得し、
事案の判決を覆そうと誓い合う。

その梅長蘇が裏切った。

靖王はそう思った。

“道 違えば共に歩めぬ”

やはり謀士は利害しか見ず、人を切り捨てるのだ。
赤焔軍を陥れた者たちと同じではないか、という失望。

友として同志として、信じていたからこそショックも深い。

あらすじ 30~40話
<過去からの逆襲 >

(※)関連記事 
『琅琊榜(ろうやぼう)』感想 19~24話
<梅長蘇、暗躍する> 
<謝玉との一騎打ち>

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